海外取引は情報という地図を持て！

私たちは貿易商社として日本製品を輸出することが多いのですが、日本にないものは海外から調達することもあります。特に現在のようなコロナ下では、圧倒的に衛生資材が不足します。当初、マスクがない、フェイスシールドが足りないということで海外で一部調達しましたが、あまりに暴騰し、止めてしまいました。

日本で問題になった転バイヤーのようにはなりたくなかった。適正な品質を適正な価格で販売するのが企業としての役割だと考えたからです。しかもマスクは、実のところその製造は簡単なのです。しかも私どものネットワークで分かったことは中国が大量に生産設備を有していて次々に製造を増強していることでした。良いと思ったらすぐに動くお国柄には感動します。ラーメン屋が翌日マスクを製造したりするほどの変わり身の早さは見習うべきですが、絶対にだダブつくはずと考えました。結果として最盛期街でひと箱、実に4980円で並んでいたものが、先日、船場商店街（大阪）で198円で山積みされているのを見ました・・・大損ですね。

結局情報がないばかりに、売れると仕入れた店舗が割を食っている状況ではないでしょうか？もちろん仕入れたバイヤーの中には、倉庫に在庫が積まれたままの者もいますが、彼らはたくましい。ニコやかに「儲けさせてもらったよ！（在庫は）腐るものでは無いのでダブつきが無くなれば普通に売れる」とうそぶきます。真似はしたくありませんが勝負という一点において感動を覚えました。

このようにマスクは、中国から在日の中国人バイヤーが山ほど仕入れていました。私どもは国内でも各国の在日バイヤーにネットワークがあります。売れる！行けると思っても立ち止まることも必要です。海外に出ろ！考えるより行動！が私たちの口癖ですが、それは情報力があってこそ！情報がないまま動いては地図にない国を求めて海上をさまよった大航海時代のようなものです。多くの船が海に消えました。

海外との取引は、私どものような専門業者にご相談ください。私どもは日々、情報を求めて海外と通信しています。この商品は、このサービスは・・・など、伝えたり、伝えられたりしています。これは！と思ったらすぐに動くためにもご相談をおススメします。海外に出るのも、海外から取り寄せるのも地図のない航海は危険です。

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